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画像提供:ミズノ テクニクス株式会社
複合材料(コンポジット)とは、材料の特性を向上させることを目的として2種類以上の素材を組み合わせて、それらが材料内で成形中も含めて明確な境界を有している材料のことです。その内の一つである繊維強化プラスチックスとは、プラスチックスをアラミド、炭素繊維、ガラス繊維などで補強したものです。繊維強化プラスチックスは金属材料に比べ比強度・比剛性が高く成型性に優れているなどの利点から様々な分野で注目されています。
軽量(比重は鉄の約1/4、アルミニウムの約2/3)
高剛性、高強度(強度は鉄の10倍)
耐熱性は400℃以上のものも設計可能
高い耐衝撃性で航空機材料としても使用
難燃性を付与して新交通システム(バス)などへも実績
高い熱伝導性を付与すれば放熱材料としても使用
複雑形状でも可能な高い設計自由度
電波シールド性も付与可能
カットした高強度炭素繊維に熱硬化樹脂を含浸させたシート状の中間材料です。プレス成形が可能な材料で、従来のオートクレーブ成形やオーブン成形と比べ、大幅に成形時間を短縮することが出来ます。
また、長繊維を使用した炭素繊維の中間材料に比べ、短繊維をランダムに配置することで流動性を確保し、リブやボス等複雑形状のパーツを成形することが可能となります。
プレス成形を行う事で、ハイサイクルな量産が可能となります。従来のオートクレーブ成形や、オーブン成形など炭素繊維を使用した加工方法は、生産サイクルが長く大量生産に課題がありました。炭素繊維FMC(CF-SMC)を使用することで、高い量産性が必要な自動車部材などへの適応も始まっております。
また、金属、アルミパーツの代替としてスポーツ用途での採用も期待されております。
各種FRP成形工法に合わせ、関連商品を幅広く取り扱っております。
エポキシ樹脂をはじめとする熱硬化性樹脂をはじめ、環境に配慮したバイオベースエポキシ樹脂や、熱可塑性エポキシ樹脂などご要求に合わせたマトリックス樹脂をご提案致します。
当社ではグループ企業であるナガセケムテックス株式会社のエポキシ樹脂をはじめ、各種コンポジット製品のご要求に合せたマトリックス樹脂をご提案致します。
炭素繊維とは、組成のほとんどが炭素からなる繊維です。
比重が1.8~2.2程度と軽量でありながら、強く、かたい、という特徴を持ちます。
炭素繊維は通常、樹脂などをマトリクスとして炭素繊維複合材料として用いられます。
有機繊維を高温で焼成して製造し、主にポリアクリロニトリル(PAN)と石炭ピッチ(Pitch)の2種類があります。