金型
げーと
ゲート
Gate
2026/9/16
概要
成形機から射出された溶融樹脂がスプルー・ランナーを通ってキャビティへ流入する入口部分。樹脂の流れや圧力を制御する「調整弁」のような役割を果たす。
解説
ゲートの位置・形状・断面積が、充填パターン、ウェルドラインの位置、繊維配向、収縮の方向性、外観、残留応力のすべてを支配する最も重要な設計要素の一つである。樹脂充填時には流量と剪断速度を調整し、フローフロントをを安定させ、保圧時にはキャビティー内へ圧力を伝達することで収縮を補償(ヒケ・ショートショット防止)し、冷却時には小さい断面で最も早く固化して逆流を防止し、離型時にはゲート痕の外観やバリ発生を左右する仕上げ要素になる。小さすぎると充填不足やジェッティング、大きすぎるとゲート跡の目立ちや残留応力の増大、カットのし難さを招くため、材料粘度と肉厚に応じた設計が必要となる。
