樹脂
けっしょうせいじゅし
結晶性樹脂
Crystalline Resin
2026/9/16
概要
高分子鎖の一部が規則正しく配列した結晶構造をもつ樹脂。耐薬品性・摺動性に優れる。
解説
加熱後の冷却時に分子鎖が折りたたまれて結晶領域を形成するため、密に充填されて体積が減少、成形収縮率が非晶性樹脂より大きい傾向がある。結晶領域が溶剤の侵入を妨ぐため耐薬品性が高く、結晶領域は分子鎖が密に並んでいるため比較的硬く摺動時に変形しにくく摩擦抵抗が少ないので摺動性に優れる。一方、結晶と非晶の界面で光が散乱するため一般に不透明で、収縮のばらつきによる反り・寸法安定性や塗装密着性の低さが課題となる。PP・PE・POM・PA・PEEKなどが該当する。
