注目ポイント
日本国内の地域バイオマス資源を活用した資源循環の考え方や資源安全保障の重要性を学ぶとともに、セルロースナノファイバー(CNF)や木材を活用した最新の研究開発・事業化事例を通じて、ものづくりへの応用可能性や社会実装に向けた課題を知ることができます。
▼詳細:https://cnf-ncp.net/event05.html
プログラム
1.開会挨拶
登壇者:環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 室長補佐 中田五月 氏
(一社)サステナブル経営推進機構(SuMPO)専務理事 壁谷武久 氏
2.環境省
登壇者:環境省 環境再生・資源循環局 資源循環課 資源循環制度推進室 室長 河田陽平 氏
3.京都大学生存圏研究所
登壇者:京都大学生存圏研究所 特任教授 矢野浩之 氏
テーマ:森林から始まる資源循環モデル:カタツムリモデル
ホルムズ海峡の封鎖は輸入化石資源に依存した我が国産業のみならず国民生活の脆弱性を露わにています。その一方で、我が国には伐採適齢期を過ぎ二酸化炭素吸収能が低下している老齢化スギ、ヒノキが人工林の半分を占めて存在します。本講演では、国内森林資源由来のセルロースを使い、バイオプラスチック/リサイクルプラスチックを循環資源となる高機能構造材料へと変換する方法について説明します。1割のセルロース添加で部品価格はそのままに部品の2割軽量化、石油由来プラスチック使用量3割削減を目指します。
4.静岡大学
登壇者:静岡大学 農学部 特任教授 西村拓也 氏
テーマ:地域の森をクルマにつなぐ ― 『もくまる』から始まる地域資源の新しい循環
「地元の木を使い、地元でクルマをつくり、地元を走る」。
木質資源を活用した小型EV「もくまる」は、単なる環境配慮型のクルマではなく、地域の森とものづくり、そして地域社会をつなぐアイコンを目指しています。
本講演では、木質資源を自動車材料として活用する技術開発から、各地域での「もくまる」の展開までを紹介します。
地域に眠る資源を新しい価値へ変え、産業や人のつながりを生み出すことで、ものづくりを地域活性化につなげる可能性を考えます。
5.株式会社勝光山鉱業所
登壇者:株式会社勝光山鉱業所 取締役 松尾肇 氏
テーマ:森と海のめぐみを生かす樹脂複合材料の開発―セルロースと牡蠣殻の活用、その成果と実用化への課題ー
勝光山鉱業所では鉱物粉体の加工・樹脂混練技術を生かし、森の資源であるセルロースと海の資源である牡蠣殻を活用した樹脂複合材料の開発に取り組んでいる。本講演では京都大学との共同研究を中心に、CNFと牡蠣殻粉を用いた材料の試作および剛性・耐衝撃性の評価結果を紹介する。配合による物性の変化や、これまでの試作から見えてきた成果と課題を報告し、地域資源を生かした材料の実用化と用途展開に向けた今後の方向性を述べる
6.京都市産業技術研究所
登壇者:京都市産業技術研究所 ユニットリーダー 主席研究員 伊藤彰浩 氏
テーマ:ナノ~マイクロスケールのセルロース繊維を複合した発泡プラスチックによる軽量化と環境負荷低減への貢献
セルロースはカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの観点からは、植物由来でリサイクル性を有する特徴が効果的と考えられている。ナノスケールやマイクロスケールのセルロース繊維で補強したプラスチックを発泡させると,材料削減や部材軽量化につながり相乗効果が得られる。本プレゼンでは、気泡の微細・均一化や発泡体の収縮抑制、発泡倍率向上など、発泡プラスチックにおけるセルロース利用の特徴と効果について紹介する。
7.パネルディスカッション
パネルディスカッション
8.閉会挨拶
登壇者:京都大学生存圏研究所 特任教授 矢野浩之 氏
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