CARBON TRUST

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カーボン・トラスト

概要

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企業・政府・金融機関と連携し、脱炭素社会の実現を支援する国際的な気候変動コンサルティング機関。

解説

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2001年にイギリス政府によって設立された非営利の独立機関で、企業・政府・金融機関と連携しながら、脱炭素社会の実現を支援している。

本部はイギリスにあり、現在はアムステルダム、シンガポール、北京、メキシコシティ、ベルリンなど世界各地に拠点を展開。
設立当初は、英国の「気候変動税(CCL)」による税収を活用して、企業のエネルギー効率向上とコスト削減を支援することが目的であった。

現在行っている主なコンサルティング内容は、以下となっている。

■カーボンフットプリントの測定と認証:
2007年に世界初の「カーボンラベル制度」を導入し、製品やサービスの温室効果ガス排出量を可視化

■サプライチェーン全体の脱炭素支援:
2015年に世界初の「サプライチェーン排出削減認証」を開始

■科学的根拠に基づく目標設定(SBT)支援:
SBTi(Science Based Targets initiative)の技術パートナーとして、企業の気候目標設定を支援

■再生可能エネルギー導入支援:
海上風力発電の加速プロジェクト(OWA)などを通じて、技術開発とコスト削減を推進

■グリーンファイナンス支援:
英国初のグリーンボンド発行における認証支援など、金融機関向けの低炭素投資支援も展開

CARBON TRUSTは、利益を株主に分配せず、すべての収益を気候変動対策のための活動に再投資するという特徴を持っている。

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