CLP規則

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Classification, Labelling and Packaging Regulation

分類、表示、包装に関する規則

概要

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化学物質や混合物の危険性を評価し、適切なラベル包装を義務付けるEUの規則。これにより、化学物質の安全な使用と流通が促進される。

解説

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2009年に施行され、GHS(Globally Harmonized System)に基づいて、危険有害性情報(例:毒性、引火性、腐食性等)を統一して表示する事を義務付けている。
この規定より、化学物質のリスクを効果的に伝え、安全な取り扱いを促進する事が目的。
CLP規則は、従来の「危険物指令(67/548/EEC)」および「危険調剤指令(1999/45/EC)」を置き換える形で導入された。
その結果、EU内での化学物質の分類と表示が統一され、国際的な化学物質管理の基準が確立された。

2023年12月5日のCLP規則の改定では、新たな危険有害性区分の導入の他、ラベルの更新期限の短縮、デジタルラベルの導入等が追加されている。
特に、デジタルラベルは関連する新しい規定が設けられた。

これらの改定により、企業は新しい区分に基づいた分類とラベルの作成が求められ、より迅速な対応が必要となっている。

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