容器包装リサイクル法
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概要
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1997年に施行された、容器包装廃棄物のリサイクル促進等により、廃棄物の減量化を図るとともに、資源の有効利用を図るための日本の法律。
商品を入れる容器や包装で、内容物が消費されたり、商品と分離された際に不要になるものを対象とする。
解説
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ライフスタイルの多様化や消費意識の変化等に伴い、一般廃棄物の排出量は増大し、最終処分場の残余年数も逼迫する中、家庭ごみに占める割合が容積比で約6割に達する容器包装廃棄物を、資源として有効利用し、廃棄物を減量することを目的としている。
市町村だけが全面的に容器包装廃棄物の処理責任を担っていた従来の考え方を改め、消費者による分別排出、市町村による分別収集、事業者による再商品化という新たな役割分担の下でリサイクルを推進する。
一方、排出抑制及び再利用の一層の促進、最終処分場ひっ迫への対応、収集量の拡大、再商品者事業者の生産性、品質の向上、再生材の需要拡大への対応等の課題がある。また、一般廃棄物排出量の高止まり、社会的コストの増加などの課題も存在する。