デカップリング

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Decoupling

概要

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本来「分離する」「切り離す」といった意味を持ち、使われる分野や場面でニュアンスは変わるが、環境関連分野では、主に経済成長と環境影響を切り離して考え、且つ同時に進めることを指す。

解説

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主に天然資源の持続可能な利用、環境影響と経済成長から切り離す(デカップリング)方法に関する理解の増進を目的として、2007年に国連環境計画(UNEP)の中に「国際資源パネル」が設立された。
デカップリングは、資源消費と経済成長を切り離すことを目指す概念であり、具体的には経済成長を継続させながら、天然資源の利用や環境への影響を減少させる方法を模索し続けている。

2011年には、純費用を大きく掛けずに資源効率性の向上実現できる可能性や、資源効率性の向上よりもたらされるコスト削減はマクロ経済にメリットをもたらし、経済成長と雇用の促進につながり得る、
2014年には、将来の技術と適切な政策を活用することで資源効率性が高まり、資源不足や価格変動、環境の悪影響を回避しつつ、経済成長を持続することが可能、とする報告がなされた。

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