EACs
用語をコピーできます
Energy Attribute Certificates
概要
概要をコピーできます
エネルギー属性証明書の総称であり、特定のエネルギー源から生成された電力の環境属性を証明するための契約上の文書。EACsには、発電方法、発電所の場所、運転開始日などの情報が含まれる。
解説
解説をコピーできます
EACsは再生可能エネルギーの利用を証明するための証書であり、企業が使用する電力の環境属性を示す。これにより、企業は再生可能エネルギーの利用を証明し、環境保護に貢献できる。
特に、SBT(Science Based Targets)で定めた削減目標を推進する上で、EACsは密接に関連する。企業がEACsを利用することで、再生可能エネルギーの利用を証明し、SBTのルールに準拠しながら、目標達成に寄与することができる。
具体的な、再生可能エネルギーの利用を証明するための証書としては、以下のような種類がある。
■REC(グリーン電力証書)
REC(Renewable Energy Certificate)は、主に北米で使用される再生可能エネルギー証書。再生可能エネルギーによって発電された電力の環境価値を証明し、取引可能にするもの。
■IREC(International Renewable Energy Certificate)
国際的な再生可能エネルギー証書であり、60以上の国と地域で発行されている。再生可能エネルギーの発電属性を証明し、国際的なトラッキングシステムを通じて認証される。
■非化石証明書
非化石証明書は、日本国内で発行される証書で、化石燃料を使用しない発電方法(再生可能エネルギーや原子力)による電力の環境価値を証明する。非化石証明書は、再生可能エネルギーだけでなく、原子力発電も対象としている。
■J-クレジット
J日本国内での温室効果ガス排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度。省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの利用、森林管理などによるCO2²削減量をクレジット化し、取引可能にする。
EACsは、これらの証書の総称であり、REC、IREC、非化石証明書、J-クレジットはすべてEACsの一部である。