EcoVadis

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概要

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2007年に設立された、企業の社会的責任(CSR)評価サービスを提供するグローバルなクラウドベースのSaaSプラットフォーム。企業が自社のCSRパフォーマンスを、より適切に管理および伝達できるようサポートするために設計されている。EcoVadisの評価は、環境、労働慣行と人権、倫理、持続可能な資材調達の影響を含む、財務以外の幅広い管理システムを網羅している。

解説

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企業のCSRマネジメントシステムの質を評価することを目的に、グローバルサプライチェーンを通じた企業の環境・社会的慣行の改善を目指して2007年に設立された。
評価を受ける企業は、自社のCSRパフォーマンスの強みと改善点を理解し、ビジネスパートナーとの関係を強化することができる。
グローバルブランド企業から大手企業、中堅企業を含めた1,000社以上の企業が、サプライチェーン内のサステナビリティ評価と管理にEcoVadisソリューションを導入。EcoVadisのデータベースに登録されている企業数は10万社以上にものぼり、175カ国、200の業種に広がっている。
EcoVadisの評価は、企業規模、業種、ロケーションにかかわらず、取引先にとって重大な問題となっている。また、1つのテーマで重大な指摘事項(MAJ)が5件以上ある場合、深刻な指摘事項と見なされる。EcoVadisはESGレーティング機関であるため、改善のための具体的な施策は提供していない。企業は自主的に失点箇所を確認し、社内・サプライチェーン全体で取り組んでいく必要があり、質問票への回答には証明書類が必要なため、取り組みを文書化する体制作りも欠かせない。EcoVadisに取り組みことで企業はCSRの取り組みを強化し、その結果を効果的に伝えることができ、これにより企業の評価やブランドイメージの向上にも寄与すると考えられている。

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