GHG

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GreenHouse Gas

温室効果ガス

概要

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「Greenhouse Gas」の略で、日本語では「温室効果ガス」。大気中に存在し、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体のこと。主な温室効果ガスには、水蒸気、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなどがある。

解説

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化石燃料の燃焼、工業プロセスにおける化学反応、あるいは温室効果ガスの使用・漏洩などに伴い、大気中に排出される。
GHGの排出量を算定・報告するための国際的な基準である「GHGプロトコル」は、GHG SCOPE standardを根拠規格として、組織が評価対象とされる。組織の活動に関連する温室効果ガスの排出量を「Scope1」「Scope2」「Scope3」という3つの範囲で分類し、それぞれのスコープでの排出量を合計することで、組織全体(サプライチェーン全体)での排出量を算定する。

対象となる温室効果ガスは以下の7種類となる。
①二酸化炭素(CO2
②メタン(CH4
③一酸化二窒素(N2O)
④ハイドロフルオロカーボン(HFCs)
⑤パーフルオロカーボン(PFCs)
⑥六ふっ化硫黄(SF6
⑦三ふっ化窒素(NF3

一方、LCA(ライフサイクルアセスメント)は、ISO14040とISO14044を根拠規格とし、製品やサービスのライフサイクル全体(資源採取、原料生産、製品生産、流通・消費、廃棄・リサイクル)を通じて、環境への影響を定量的に評価する手法で、製品のライフサイクル全体で排出されるGHGも含まれるが、GHGプロトコルとLCAの対象物質には違いがあり、異なる視点から環境負荷を評価するための手法と言える。

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