国際プラスチック条約
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The Global Plastics Treaty
概要
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世界のプラスチック汚染を2040年までに解決するための条約。2022年の第5回国連環境総会において採択された決議に基づき、進められている。
解説
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プラスチック製品のライフサイクル全体における環境への影響を減らし、2040年までにプラスチック汚染を根絶することを目的として、以下のような取り組みが進められている。
・プラスチックの削減、リサイクル、リユースの推進
・製品設計、生産、廃棄における規制
・マイクロプラスチック対策
・各国の責任と協力
・途上国への支援
・情報共有、技術協力
2022年から2024年にかけて、約180か国の国連加盟国や関係国際機関、NGOなどが参加する政府間交渉委員会(INC)が5回にわたって開催され、条約の具体的な内容が議論された。その中で、2024年11月の韓国釜山でのINC5の条約交渉会議では、欧州や島しょ国の賛成意見に対し、産油国を中心とした反対意見により、策定は先送りされた。