ISO 14065(温室効果ガス妥当性確認・検証機関の認定)

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ISO14065(Requirements for greenhouse gas validation and verification bodies for use in accreditation or other forms of recognition)

概要

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2010年に第一版が発効された、温室効果ガスに関する妥当性確認・検証機関に対する要求事項を規定した国際規格。現行の基準は2014年3月23日に発行され、2015年3月23日が適用日となっている。
組織(企業など)がCSR報告書や環境報告書を通じて提示する、温室効果ガス排出量や削減量が適正であることを客観的に保証する第三者機関の能力を評価し、認定するために使用される。

解説

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企業のサステナブル情報やGHG排出量、削減や吸収等の数値が適正であることを、国際規格に準じて客観的に保証できる第三者機関が求められている。その第三者機関の妥当性確認や検証を行う為の国際規格が ISO14065 である。温室効果ガス(GHG)プログラム管理者、規制当局、および認定機関に妥当性確認および検証機関の能力を評価し、承認するための基盤となる。

具体的に認定された妥当性確認および検証機関が発行する声明書は、規制市場や自由市場等さまざまな領域で信頼される。これにより、商品取引において検証された排出量データの信頼性を確保し、国際貿易などが促進される。その適用範囲は広範であり、世界中で認知されている。

対象となる温室効果ガス妥当性確認・検証機関認定制度
●ISO14064-1(組織検証)
●ISO14064-2(プロジェクト妥当性確認・検証)
●ICAO CORSIA検証

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