PFAS
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per- and polyfluoroalkyl substances
パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称
概要
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炭素とフッ素の原子を含む、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称で、一万種類以上の物質があると言われている。
解説
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PFASの中でも特に注目されるのは、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)や、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)、PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)等で、これらは、自然や人体内で分解されにくく、健康に悪影響を与える可能性があるため、規制の対象となっている。
PFASは、耐熱性、耐薬品性、撥水性などの特性を持ち、半導体、電気通信、エネルギー分野などで広く利用されているが、「永遠の化学物質」とも言われ、その難分解性と高蓄積性から、環境や健康への影響が懸念されており、各国で規制が進められている。
特に2023年1月にドイツ、デンマーク、スウェーデン、オランダ、ノルウェーの5カ国が欧州化学品庁(ECHA)に提出した「ユニバーサルPFAS規制」は、すべてのPFAS(有機フッ素化合物)を対象とする包括的な規制案となっており、環境や健康への影響をより広範に防ぐことが目的とされ、2025年からの施行が見込まれている。しかし、代替品の検討が難しい製品もあり、企業は対応に苦慮している。