公開日:2024/7/5

最終更新日:2024/7/5

農業分野のカーボンクレジットを実地で学べる、企業参加型プログラム

差し迫る2030年の排出量削減目標をに、企業はどう対応するのか!? 今、多くの企業が「排出量削減目標の不足分をどう補うか」の具体策の検討に入っている状況下で、カーボンクレジットによるオフセットも検討に入ってきています。本稿では、安定的なクレジットの調達、新規事業の検討等、カーボンクレジットをめぐる様々な論点について、実地で学ぶことができる企業参加型プロジェクトを紹介します。

カーボンクレジットの「質」の重要性

カーボンクレジットの「質」とは何を指すのか?
日本では、まだ「質」の議論にまで至っていませんが、欧米では多くの議論、論争が行われています。
「グリーンウォッシュ」という概念をご存知でしょうか?
「環境に配慮しているように見せかけて実態が伴わない、環境意識の高い消費者に誤解を与える事柄」を指します。主に批判の対象になるのは、「過剰発行」と呼ばれる、実際よりも水増しした環境価値を主張しているケースや、最近では、クレジットを生成するために居住している住民を追い出すなどの人権侵害という様なケースもあり、訴訟、マスコミによるバッシングなど、多方面からの批判に晒されています。
欧米では、グリーンウォッシュリスクの低いカーボンクレジットを、いかに安定的に調達できるか、どのように質を評価していくかに議論が移ってきています。

質の高いクレジットとは何を指すのか?

カーボンクレジットは、「GHG削減活動を認証機関が削減活動に足ると認定し、その削減量についても規定したもの」です。
では、どのようなGHG削減活動が「質が高い」と評価されるのでしょうか? 企業は、どのような基準で質を見極めればいいのでしょうか?

カーボンクレジットにおいて、質を絶対的に評価するものは、まだ世界にありませんが、先行する欧米では、凡そ、以下の図の様な点を満たしているかどうかが、質を見極めるポイントとされています。

画像提供:株式会社フェイガー

日本の企業が良質なカーボンクレジットを選ぶには?

今後、多くの企業がカーボンクレジットの質を見極めていくに際して、様々なラーニングやコンサルティング、新規事業の立ち上げなどを行い、安定的なクレジットの調達や、自社が供給側になるための具体的な検討がなされていくと思います。
最も重要なのが、ディベロッパー(生成者)の質の見極めですが、直接アクセスする機会も少なく、アクセスしても何を見ていいのかという状態であると思います。

弊社、株式会社フェイガーでは、稲作を通じて 2024年 100,000t-CO2 のカーボンクレジット生成に取り組んでおり、これは農業(稲作)のクレジット生成においては、国内TOPの生成量です。
生産者からの支持と、厳格なモニタリングによる質の担保を同時に行っています。1500ケース以上の生成・申請を通じて、ディベロッパーとして日々「どのようなことが質の向上、低下につながるのか」「過剰発行(実際の環境価値より水増しされて申請されること)がどのようなメカニズムで起こるのか」に触れ、ラーニングしています。
「カーボンクレジットの生成現場で何が起きているのか?」を、より鮮明に見極められるようになること。これが企業に求められている「質の見極め」の一つであると考えます。

企業参加型プログラムの発足と内容について

フェイガーでは、「生成・販売を通じて培ったケイパビリティの共有・体感する場の提供」をコンセプトに、企業参加型プログラムをスタートさせます。
今後、日本における農業分野の脱炭素化を加速させるべく、クレジットに関する検討、マーケティング、新規事業開発等の意思決定に必要な学習を、共有・体感頂く機会を提供していきます。

具体的なメニューとしては、
・ 海外、国内での実証実験や計測の様子をOJT視察できる機会のご提供
・ 海外、国内でのカンファレンスのレポート、解説
・ 国内外の最新の動向、企業の事例共有などをとりまとめたメールマガジン
・ 日本最高峰のリサイクルプラントの見学を含む石坂産業とのオリジナル研修

こちらは、2025年10月までのプログラムとなっています。各回30分ほどのweb説明会も行っておりますので、詳しくはこちらまで。
https://faeger.company/consortium_01/

お問い合わせ

profile

上本 絵美

<所属>株式会社フェイガー
<専門分野>ESG経営
<紹介文>株式会社フェイガー、Chief Sales Officer。農業由来カーボンクレジットの活用に興味のある方はご連絡ください。