カリフォルニア・リサーチ・アライアンス(CARA):BASF社とカリフォルニア大学バークレー校は共同研究を延長

カリフォルニア・リサーチ・アライアンス(CARA)(BASF社)は、2014年の設立以来、化学会社とCARAに加盟する10以上の大学との間で100の研究プロジェクトが行われています。新機能材料、触媒、化学合成、工学プロセス、バイオサイエンス、製剤、デジタル化の分野の研究プロジェクトで、30以上の特許申請と70近くの査読付き論文を生み出しています。研究を継続するため、BASF社とカリフォルニア大学バークレー校は、CARAの共同研究を5年間延長する調印を行いました。

CARAでは
・省エネを可能にする無機材料研究
・生分解性高分子材料で注目される藻類から形成される前駆体の研究
が注力されています。

無機材料研究分野での共同チームは、鉛フリーのハロゲン化物ペロブスカイトをベースにした安定したリガンドフリー半導体インクを開発しています。空気中で純粋な固相に戻すことができる新しい半導体インクが開発されたため、コーティング、エレクトロニクス、触媒に使用できる可能性があります。

藻類から生成される前駆体は、ホスゲンフリーの藻類バイオマスから脂肪族イソシアネートを開発し、その生分解性を実証することに取り組んでいます。藻類から供給されたアゼライン酸からフローケミストリーに基づく脂肪族ヘプタメチレンジイソシアネートの生産をベンチスケールで実証しました。今後商品化がプロジェクト成功の要となる見込みです。

https://www.pudaily.com/News/NewsView.aspx?nid=106904

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