PPGは、2022年5月20日 、世界初の商業用再帰反射性粉体塗料をLyft社に提供しました。この塗料は、同社の自転車シェアプログラム「DIVVY」の電子自転車に使用され、自転車の視認性を向上させるとのことです。この提携により、米国で初めて再帰反射塗料が電子自転車に採用されることになりました。
Lyft社の新しい高視認性e-bikeのパイロットプログラムは、2021年6月にカリフォルニア州のベイエリアでサービス開始、12月にイリノイ州シカゴに拡大しました。今年初めにはニューヨーク市でも始まりました。Time誌はLyftの再帰反射型e-bikeを “The Best Inventions of 2021 “の1つに認定しました。
再帰反射性塗料は、光源から放たれた光を最大限に反射して光源に戻すように設計された、独自の特許出願中の画期的な技術です。舗装標識や道路標識の視認性を高めるために液体ベースの再帰反射コーティングが一般的に使用されていますが、PPG エンビロクロン LUM コーティングは史上初の再帰反射性粉体塗料です。
PPGのコーティング技術は、シカの目の反射特性にヒントを得たもので、ガラスビーズを埋め込んだ単層コーティングは、光を屈折させ、ドライバーへの視認性を向上させます。
このコーティングは無溶剤で、高い転写効率を実現し、電子自転車に優れた耐傷性と耐摩耗性を与え、耐久性があり持続可能なソリューションで、PPG社は、2025年までに製品とプロセスで売上高の40%を達成することを目指しています。