BASF社の光安定剤、中国で養殖用ポンツーンの耐久性を向上

エビやカキ、魚などの魚介類の養殖では、プラスチック(PP)でつながれた浮き輪が囲いの役割を果たしています。プラスチック製浮き輪を使用する際には、強度、耐久性、安全性が常に求められています。

PPは他のプラスチックと同様、紫外線や熱に弱く、変色や表面のひび割れを引き起こし、製品の故障の原因になりますが、福建省のプラスチックポンツーン専門メーカーFujian Atlantis Plastic Products Co. Ltd.は、BASF社の光安定剤Tinuvin®を、製造過程で添加することで、耐候性の向上を行い、ポンツーンの寿命を3年から5年以上に延ばすことができるようになりました。

養殖業者は以前は発泡プラスチック性のポンツーンを使用していました。これは養殖業はコスト意識が高いためです。Tinuvin®を使用したPPを原料としたポンツーンは、太陽光の下でも破損やチョーキング、色あせの心配がない、高品質で耐久性の高いものとなり、使用後にリサイクルが可能で、埋立地に向かう廃棄物の量を減らすことができること等、コスト意識の高い市場で高く評価されています。

https://www.pudaily.com/News/NewsView.aspx?nid=107408

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