ポリウレタン産業センター(CPI)は、今年のポリウレタン・イノベーション賞の最終候補として、カーボンのEPU 44、デュポンのサーマックス非ハロゲン断熱材、ケムール社のオプテオン1150を発表しました。
この賞は、ポリウレタン産業における革新的な新技術を表彰するもので、最終選考に残った製品は、ポリウレタン業界においていくつかの業界の課題を解決する顕著なイノベーションとされています。賞は、10月3日から5日までメリーランド州ナショナルハーバーで開催される第64回ポリウレタン技術会議において受賞者に授与される予定です。
最終選考に残った企業の革新的技術に関する説明は以下の通りです。
●カーボン社のEPU 44: 40%バイオベースのプロダクショングレードエラストマー3Dプリント樹脂で、特に高い反発力が必要なラティス(格子)に適しています。優れた格子性能、高速プリント、少ない材料、高いグリーン強度により、繊細なデザインを保護します。EPU 44は、性能を犠牲にすることなく、高い持続可能性を持つ材料が可能であることを証明しています。
●デュポン社のサーマックス ノンハロゲン断熱材 :クラス最高の安全設計の製品で、高性能でエネルギー効率の高い建物における建築家、請負業者、居住者のニーズをサポートする優れた性能を備えています。この改質により、デュポンは、建築用断熱材ポリウレタンフォームに一般的に使用されているハロゲン化難燃剤を使用せず、厳しい壁建築法の要件を満たしながらクラスA製品を提供する初のポリイソシアヌレート(ポリイソ)壁断熱材メーカーとなりました。
● Chemours社のOpteon 1150:独自の沸点、優れた熱性能、優れた安定性を持つ次世代のHFOフォーム発泡剤です。持続可能な未来への移行を目指す業界のためのソリューションであり、規制基準を満たし、それを上回るものです。