QatarEnergy、Chevronと60億ドルの石油化学工場建設へ

QatarEnergy(カタール国営石油会社)は、Chevron(アメリカ)の共同出資するパートナー、CPChem(シェブロン・フィリップス・ケミカル・カンパニー)と共に60億ドル規模のラアス・ラファ―ン工業都市(カタール)に石油化学工場の最終投資決定(FID)を行いました。

また、QatarEnergyは、エチレンプラントについても、サムスンエンジニアリング(韓国)とCTCI(台湾)の合弁会社であるSCJVに設計・調達・建設契約を発注しています。

今回の投資は、QatarEnergyにとってカタールの石油化学分野への過去最大の投資であり、12年ぶりの直接投資となります。

2026年の稼働を予定しているラアス・ラファ―ン工業都市石油化学コンビナートは、エタンクラッカーで構成され、エチレンの年間生産能力は210万トン(Mtpa)となります。これは、この種のコンビナートとしては中東で最大、世界でも最大級となる。

また、高密度ポリエチレン(HDPE)ポリマー製品を年間170万トン生産するポリエチレントレイン2基も設置される予定で、エチレンの生産能力を倍増し、現地でのポリマー生産量を260万トン/年から400万トン/年以上に引き上げるとともに、持続可能な成長と環境に最大限の配慮を行うことになっています。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/33706

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