ドバイを拠点とする大手システムハウス、Pearl Polyurethane Systemsの新しいPearlBond接着剤シリーズの導入により、世界中のメーカーとエンドユーザーは、PUベースの接着剤の入手性が向上した恩恵を受けています。以前は、世界の多くの地域でメーカーが利用できるサプライヤーの選択肢は限られており、生産レベルが制限され、研究開発の機会も制限されていました。しかし、Pearl社は、世界各地での生産量を増やすことで、選択肢を増やし、サプライチェーンの強度を向上させました。また、Fly-in Fly-out R&Dチームによる継続的な技術サポートが世界各地で提供されるというメリットもあります。
すでに大手メーカー2社が、製造工程でこの新製品「PearlBond」を活用し、短納期と継続的な技術サポートの恩恵を受けています。このため、メーカーはより効率的な「ジャストインタイム」(JIT)在庫モデルを採用し、手持ちの在庫量を減らすことで資金を確保することができます。パール社は、中東地域以外にも、東南アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米を視野に入れ、製品の展開を進めていく予定です。
新製品「PearlBond」は、ランニングトラック、子供の遊び場用マット、ガーデンタイルなどのバインダーとして一般的に使用されており、その他にも様々な屋外での使用例があります。また、PU系接着剤は、サンドイッチパネル断熱材の製造において、ラミネート接着剤として使用されるほか、さまざまな建築用途の屋根用接着剤、構造用途の木材バインダーとしても使用されています。さらに、包装業界では、ラミネート用接着剤としても使用されています。
新製品「PearlBond」は、競合するゴムや熱可塑性材料と比較すると、ポリウレタンベースの接着剤は、適切な配合にすることで成形機や加工機に適したコスト効率と耐久性の高いソリューションを提供することができます。また、敏捷性と、経験豊富な研究開発チームによる継続的な技術サポートで世界中のメーカーやエンドユーザーの共感を呼びPU系接着剤の生産量を増やすことで、お客様のニーズに迅速に対応し、納期遅延のリスクから守ることができます。さらに、ドバイの中心部に位置するため、エネルギーコストが低く、労働力も安価で、原材料の調達も最適化され、配送料が安く済むという優れた利点を備えている強みもあります。
2021年、Pearlの研究開発チームは、中東で初めて開始されたこの種の研究開発イニシアティブとして「Innovative Insulation Project of the Year 2021」賞を受賞し、今年も、より持続可能な新しい断熱製品EcoPearlを発売し、同等の製品と比べて断熱性能を最大20%向上させることを達成しました。これにより、Pearlは、建設業界が地球温暖化との闘いの一翼を担うことができるようになりました。
1996年以来、Pearl社は、パーム・ジュメイラ、ダウンタウン・ドバイ、モール・オブ・ザ・エミレーツ内のスキー・ドバイなど、湾岸地域のいくつかの先駆的プロジェクトにポリウレタンシステムを提供してきました。また、高性能なポリウレタンフォームやエラストマーを製造するためのポリウレタン製剤やプレポリマーを包括的に提供しています。