イランは過去数年間、アメリカの制裁によりイランへの輸入が高価かほとんど不可能な製品を製造しようとする産業プロジェクトを支援してきました。
この流れをうけ、イラン第2位の自動車メーカーSaipaの子会社であるSaipa Azinが、2023年2月28日にテヘランで行われた式典で、自動車のシートに使用する国産のポリウレタンフォームを発表しました。この取り組みにより、イランは年間約4億5000万ドル相当の輸入を削減できると期待されています。
イランは以前、ポリウレタンフォーム製造に必要な原料を20万トン近く輸入するために、年間約4億4千万ドルを費やしていたが、Saipa Azinは、特殊ポリウレタンフォームの製造に必要な原材料の供給元であるKarun Petrochemical Company(KRNPC)との提携により、製造技術と製造に必要な原料の主要供給元となります。
IRIBニュースの報道によると、同社は自動車用シートフォーム製造のために、新たに開発したKCS-20を約40メートルトン供給したとのことです。