Pearl Polyurethane Systemsは、高性能なポリウレタンフォームやエラストマーを製造するためのポリウレタン製剤やプレポリマーを包括的に提供しています。この度、サウジアラビアのジェッダに大規模な新しい生産施設を稼働させることを発表しました。
ジェッダに選定した理由は、主要な国際港に近く、優秀な人材へのアクセスも良く、王国内の交通の便が良いことです。
この新工場では、建築用断熱材、製造工程、その他の日常的な用途に広く使用されるポリウレタン製剤や高性能ポリウレタンフォームを生産し、製造ハブとしてのサウジアラビアの地位強化に貢献する予定です。さらに、この新工場は、ジェッダの輸出拠点としての強い地位を生かし、より広い地域からのさらなる需要に対応するものです。
Pearl Polyurethane Systemsのサウジアラビアでの事業展開は、サウジアラビア経済の多様化と民間部門の成長を目指す国家変革プログラム「Vision 2030」の目標とも密接に関連しています。硬質ポリウレタンフォームの優れた断熱性能を考慮すると、ジェッダにあるPearlの現地生産工場は、2060年までにCO2ニュートラルにするという目標を強力にサポートすることになります。建築物やインフラの断熱ソリューション、家電製品や靴などの消費財、その他さまざまな製品に焦点を当てたこの新しい生産施設は、現在サウジアラビアにいる顧客や新しい顧客にクラス最高のPUソリューションを提供し続けます。
1989年以来、Pearl Polyurethane Systemsはパーム・ジュメイラ、ダウンタウン・ドバイ、スキー・ドバイ、最近ではドバイエキスポ2020のドイツ館ブスタニカ、ドバイのエミレーツ航空フライトケータリング用の世界最大の垂直農場、サウジアラビアのヌーン社のフルフィルメントセンターなど、湾岸地域のいくつかの先駆的プロジェクトにポリウレタン断熱フォームシステムを提供しています。
Pearl Polyurethane Systemsの研究開発チームは、中東で初めてこの種の研究開発を行ったとして、2021年にInnovative Insulation Project of the Yearを受賞し、2022年には、エコパールシリーズの一部として、より持続可能な低ラムダ断熱材を新たに発売し、同等の製品と比べて断熱性能を最大20%向上させたとして、再度受賞しています。
Pearl Polyurethane Systemsはクライアントを通じて、近年サウジアラビアでインフラ、小売、ホスピタリティ、建築、建築環境など様々な分野で複数のプロジェクトに取り組んでいます。新工場への投資により、中東およびアフリカ地域で最大のポリウレタン配合物のサプライヤーとしての業界トップの地位はさらに強化されました。ジェッダに新たな雇用機会を創出する専用工場とオフィスによって、Pearl Polyurethane Systemsは今後5年間で会社の規模を倍増させるというPearlX2成長計画の実行を加速させることになります。