BASFとSWISS KRONOが木質系パネル業界を切り開く

BASF SE(ドイツ、ルートヴィヒスハーフェン)とSWISS KRONO Group(スイス、ルツェルン)は、より持続可能なソリューションとプロセスで長期的なパートナーシップをさらに拡大しています。新製品の開発と製品カーボンフットプリント(PCF)の算出により、両パートナーは木質系パネル産業のカーボンフットプリントの削減に共同で取り組んでいます。

BASFは最近、製造時に50%のCO2を節約できるKauramin® BALANCEとPCFが0であるKaurit® ZEROの市場投入により、従来の化石アミノ樹脂と比較してPCFが大幅に低いポートフォリオの提供を開始しています。これを使用することで、化石由来の材料を再生可能な材料に置き換えるバイオマスバランスとして、アミノ樹脂の全ポートフォリオを提供が可能となりました。このアミノ樹脂の製造について使用されたCO2量は最終製品に割り当てられるので、同じ製品の特性や品質を維持しながら、従来のものよりPCFが大幅に低くすることが可能です。

アミノ樹脂は、木質系材料の生産において最も重要なバインダーで、BASFは90年以上前からルートヴィヒスハーフェンの工場で生産しています。より持続可能な製品の代替品として、新しい「Rethink – Recalculate – Reform」を基幹としています。2022年以降、BASFは標準化されたプロセスで自社製品のPCFを計算しており、ユーザーはこれを基に個々のCO2排出量を計算することができます。

カーボンフットプリントの低い製品のポートフォリオは今後も拡大される予定です。 2025年までに、BASFはすべての主要な製品ラインにおいて、少なくとも1つの循環型代替品を提供します。同時に、事業部門は、生産におけるCO2排出量をさらに削減するために、技術的な最適化策を優先的に実施します。

SWISS KRONO Groupは、ヨーロッパと米国に10拠点を置き、フローリング、インテリアデザイン、建材の分野で世界有数の木質系素材メーカーであり、バリューチェーン全体を通じて、認証されたエネルギー管理、再生可能エネルギーの使用、持続可能な資源からの原材料、資源を大切にする製造工程に常に依存しています。グループの総合事業所では、使用する熱エネルギーの90%以上が再生可能エネルギーから生み出され、リサイクル可能な原材料は可能な限り使用されています。

BASFのKauramin® BALANCEを使用することで、SWISS KRONO Groupは革新的なデザインフローリングの製造に先駆的に取り組んでいます。現在ミュンヘンで開催されている建築・建材の世界的見本市BAU 2023で、80%の木材をコアとする新しいバイオコンポジット製品を発表します。BASFのKauramin® BALANCEにより従来品より少なくとも30%の低PCFとなります。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/36198

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