Covestro、米国事業で初の大規模な再生可能エネルギー契約を締結

高品質なポリマー材料とその部品の大手メーカーであるCovestroは、米国市場におけるクリーンエネルギーのリーダーであるØrsted社(本社:デンマーク)と90メガワット(MW)の仮想電力購入契約(vPPA)に調印しました。

Edison Energy(米国・カルフォルニア州)はCovestroと協力して、vPPAの契約を仲介しました。Ørsted社のモッキンバード・ソーラーセンターは、約8万世帯の電力に相当するクリーンエネルギーを生産し、2024年後半に運転を開始する予定です。その時点で、Covestroは、モッキンバード・ソーラーセンターの容量の約20%に相当するvPPAの執行を開始します。

Covestroは、様々な契約により、世界中の再生可能エネルギープロジェクトの成長を促進しています。この最新の15年契約は、テキサス州ラマー郡にあるモッキンバード・ソーラーセンターからの電力の一部を確保するもので、Covestroにとって米国初の再生可能エネルギー契約となります。このvPPAは、年間7万トンのCO2を相殺すると推定されており、テキサス州ベイタウンにあるCovestroの3番目に大きな生産拠点からのスコープ2排出を削減することになる見込みです。再生可能エネルギーの導入は、Covestroにとって、2035年までに気候変動に左右されない事業運営を実現するための重要な要素とされています。

Covestroは、2022年に気候ニュートラル目標を設定しました。この目標を達成するための主要な手段の1つが、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーです。米国におけるCovestroの事業全体で二酸化炭素排出量を最小化するために設定した戦略的とされています。具体的な施策のひとつが、再生可能な資源からの電力への切り替えを含む気候的中立性です。Covestroは、この移行を促進するために、電力供給会社との協定を行っています。

2019年12月、Covestroはエネルギー供給会社であるØrstedと洋上風力発電機による電力の供給契約を締結しました。2025年から10年間、Ørstedはドイツのボルクム島沖に新設された風力発電所で発電されたグリーン電力を、ドイツにあるCovestroの生産拠点に供給する予定です。Covestroは、2022年末時点で、世界のエネルギー需要の12%を再生可能エネルギーによる電力で賄っています。この数字は、2023年には16~18パーセントに上昇すると予想されています。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/37370

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