Clariant、塗料の作業性と性能を向上、PUラッカーのオープンタイムを延長

持続可能性を重視するスペシャリティケミカル企業Clariantは2023年6月29日、塗料メーカーがアクリルラッカーやポリウレタン(PU)ラッカーのオープンタイムを延長し、これらの水性システムの塗布後の修正ウィンドウを長くすることを可能にする湿潤・分散剤セットを発売しました。

塗料配合において、乾燥と皮膜形成プロセスの制御は重要な特性となっています。特に装飾用塗料や工業用塗料の市場では、塗布したての塗膜の塗装ミスを修正や、刷毛跡が残らないようにするための作業可能時間を長くすることは、ユーザーにとってブランドの製品を差別化するための付加価値となります。

Clariantは、2つの新しい社内オープンタイム試験法を用いて、溶媒系・水系の両方の塗料で各添加剤を迅速かつ再現性の高い測定で評価しました。これは、現在の業界標準の方法による目視評価の不正確さや再現性の低さを回避するものです。オープンタイムの延長をサポートするだけでなく、湿潤剤と分散剤は配合者に複数の問題を一度に解決する可能性も提供します。この多機能添加剤は、耐ブロッキング性、光沢、レベリング、たるみに関する性能を試験され、最終製品のさらなる改良の可能性を強調しています。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/38130

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