三井化学、ポリウレタン分散液の国内生産能力を増強

三井化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:橋本 修、以下「三井化学」)は、持続可能性へのニーズの高まりを背景に、増加傾向にある単素材食品包装の需要に対応するため、ポリウレタン分散液(PUD)の生産能力を増強すると発表しました。具体的には、三井化学株式会社清水工場(社長:小島順彦、本社:東京都港区、以下「清水工場」。(具体的には、三井化学の100%子会社である三井化学エムシー株式会社(社長:小島順一)の清水工場において、下記の通りPUD生産設備の増設を行います。これにより、国内生産能力は約2倍となる見込みです。

PUD生産能力増強の概要

  • 製品名 タケラック®PUD
  • 所在地 三井化学株式会社 清水工場
  • 増設後の生産能力 現在の約2倍
  • スケジュール 着工 2024年2月
  • 工事終了 2025年4月
  • 操業開始 2025年6月(予定)

タケラック®PUDは、耐熱性、高温ガスバリア性、摩擦堅牢性に優れた水系樹脂です。環境に配慮した製品として、塗料・コーティング材、接着剤、バインダー、樹脂改質剤、サイズ剤、繊維加工などの分野で幅広く使用されています。近年、持続可能性へのニーズの高まりから、リサイクル可能な単素材食品包装用のバリアコーティング材として、特に欧州でタケラック™PUDの需要が拡大しています。三井化学は、今後も単素材包装の需要拡大が見込まれる中、積極的な供給体制の強化で対応していく予定です。

三井化学エムシーの概要

  • 商号 三井化学エムシー株式会社
  • 資本金 3億円(三井化学100%出資)
  • 事業内容 ポリウレタン樹脂の製造

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/39408

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