東ソー、ベトナムにMDIスプリッターを建設

日本の石油化学メーカー東ソーは、ベトナム南部のバリア=ブンタウ省にメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)スプリッターを建設する計画で、2026年10月の商業運転開始を目指しています。

東ソーは、粗製MDIを原料として、モノメリックMDIおよびポリメリックMDIの製造能力10万トン/年のスプリッターを稼働させる計画です。MDIはポリウレタンの原料として使用されます。2024年11月から建設を開始し、2026年6月までにスプリッターの完成を目指しています。

東ソーは山口県の南陽工場で年間40万トンの粗MDIを生産しており、日本から粗製MDIをベトナムのスプリッターに搬入します。

東ソーは中国に年産8万5,000トンのスプリッターを持ち、南陽工場にも生産能力未公表のスプリッターを持ち、年間生産量は40万トンとされています。MDIの生産量は、ベトナムのスプリッターの稼動後も変わらず、東ソーは需要に応じて日本と中国での生産を変更する予定です。

また、東南アジアでのMDI販売を強化するため、来年1月までに100%子会社の東ソーベトナムポリウレタンを設立する予定です。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/40883

Share Please!
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる