BASFとCarlisle建設材料は、世界初のカーボンフットプリントゼロのイソシアネートであるLupranate® ZEROを使用したコラボレーション商品を発表しました。Lupranate ZERO(ZEROはZero Emissions Renewable Originsの略)は、建物の断熱材に使用されるMDI(ポリイソシアヌラート)ボード (PIR またはポリイソ) と硬質ポリウレタン フォームの生産に使用されます。これは建設業界にとって特に重要であり、大手ポリイソメーカーであるCarlisleは、この技術を検討するのに最適なパートナーとなったのです。
Carlisle建設材料は、ネットゼロ排出量のLupranate ZEROを検討することにより、持続可能性におけるカテゴリーリーダーとしての地位を継続しています。Carlisleは、電気自動車への車両艦隊の切り替えや、米国で初めてLEED v4 BD+C WDC基準でLEED® プラチナを取得した産業用製造工場として認定された 40万平方フィートの新工場の稼働など、最近の持続可能性への取り組みを、これらの原材料の使用によってさらに拡大させています。
BASFは2050年までにCO2ゼロ排出量を達成することを目指しています。製品カーボンフットプリント (PCF) はこの削減において重要な役割を果たしており、製品のライフサイクルの各段階で発生する総温室効果ガス (GHG) 排出量を合計したものです。この精神に基づき、BASFのモノマー部門は持続可能性ロードマップを策定しており、2025年までにすべての主要製品ラインでCO2排出量が少ない製品のポートフォリオを拡大し、サーキュラーオプションを提供することを約束しています。Carlisleは、2050年までにネットゼロの温室効果ガス排出量を達成するというコミットメントを表明しています。近接目標としては、Science Based Targets Initiative (SBTi) による算定で、2030年までにスコープ1および2の絶対GHG排出量を42%削減、スコープ3排出量を1ポンドあたりの生産量ベースで52%削減することを掲げています。