Huntsman、SLIC MDI スピンオフ完了を発表

Huntsmanは2024年2月5日、上海聯恒異氰酸塩有限公司 (SLIC) のスピンオフ(出資を受けて独立)が完了したことを発表しました。今後は、Huntsmanは上海氯碱化工有限公司 (Shanghai Chlor-Alkali Chemical Co., Ltd.) とともに、曹涇にある粗製MDI工場1つと塩素生産のための塩化水素リサイクルユニットを独立して所有・運営します。これにより、Huntsmanのポリウレタン事業の開発に、より多くの柔軟性と自律性を持たせることができます。

弛まぬ努力が輝かしい成果へ

Huntsmanは、2000年代初頭にSLICプロジェクトを通して上海化学地域に進出し、同地域で最初に完成したプロジェクトとなりました。SLICは2006年に最初のMDI工場を、2018年には2番目のMDI工場を完成させました。2つのMDI工場の操業開始以来、SLICの資産再編は共同合意に盛り込まれていました。

過去17年間、SLICはHuntsmanに豊富な低コストで高品質のポリウレタン原料を提供し、中国とアジアにおけるHuntsmanのポリウレタン下流事業に大きく貢献してきました。

事業最適化による持続可能な成長促進

今回のスピンオフと再編の完了は、中国におけるHuntsmanのポリウレタン事業の発展における新たなマイルストーンとなります。Huntsmanは、ポリウレタン原料の生産と下流システム材料の生産を統合することで、自律性と柔軟性を高め、製品ポートフォリオのアップグレードと価値創造を推進し、中国とアジア太平洋地域におけるシナジー効果を高めます。

今後、Huntsmanのポリウレタン部門は、衣料、食品、住宅、輸送の分野における4つの持続可能な革新ソリューションを基盤に、下流顧客にさらに革新的なソリューションを提供することで、顧客のサステナブルな発展を牽引し、顧客の将来の革新と成長のニーズに的確に応えていきます。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/44548

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