再生可能炭素に焦点を当てた英国のディープテック企業Econic Technologiesと、京都に本社を置く化学会社三洋化成工業は、Econicが開発した技術に基づくCO2ベースのポリオールの開発に関する協力を目的とした覚書に署名しました。
Econicの技術は、独自の触媒とプロセスに基づいており、製造業者がポリオールの化石由来成分の最大30%を回収されたCO2に置き換えることを可能にします。CO2の使用は、より持続可能な選択肢を提供しながら、高性能のポリオールを生産できるため、家具やマットレスから断熱材、履物や衣料品に至るまで、さまざまな用途のフォーム、ラミネート、コーティング、エラストマーに使用できます。
中国の常化、米国のモニュメントケミカル、インドのマナリはすでにEconicの技術をライセンスしています。Econicの技術に基づく工業規模のPCEポリオールは、今年後半に市場に登場する予定です。