SK Leaveo（韓国）は2021年に、SKCと国内食品会社Daesang Corp.の合弁会社として設立された会社で、SKC Ltd.の子会社です。SK Leaveoは生分解性材料を専門とする、ポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)を使用する肥料コーティング市場に参入します。同社は2024年5月26日、農業会社Nousboと環境に優しい生分解性の緩効性コーティング肥料の商業化に向けた事業提携を締結したと発表しました。この契約に基づき、両社は来年第1四半期に新しい制御放出肥料製品を発売するため、原材料、プロセス、設計の技術を共同で開発します。
作物の成長期間に応じて栄養素を徐々に放出するように設計された緩効性肥料は、過剰な肥料使用を防ぎ、土壌と水質汚染を軽減するのに役立ちます。ポリエチレン(PE)やその他のプラスチック樹脂を使用する従来のコーティングとは異なり、新製品は生分解性材料を利用します。肥料が完全に放出されると、コーティングは自然に分解されます。コーティングの厚さを調整することで、栄養素の放出を作物の成長段階に同期させることができます。
