Shell Canada Productsは2024年6月27日、カナダ・アルバータ州スコットフォードのShellエネルギーおよび化学公園における炭素回収(CCS)プロジェクト「ポラリス」の最終投資決定(FID)を発表しました。ポラリスは、Shellが所有するスコットフォード製油所および化学コンプレックスから年間約65万トンのCO2を回収するよう設計されています。
ポラリスのFIDに加え、Shellは2024年6月27日、「アトラス・炭素貯留・ハブ」のFIDも発表しました。このプロジェクトはATCO EnPowerとのパートナーシップで進められ、ポラリスプロジェクトで捕捉されたCO2の永久的な地下貯蔵を提供することになります。
ポラリスとアトラスは、2015年からこれまでに900万トン以上のCO2を安全に捕捉・貯蔵してきたスコットフォードのクエストCCS施設の成功に基づいています。この施設で捕捉されたCO2は、そうでなければ大気中に放出されていたでしょう。
両プロジェクトは2028年の終わりに向けて稼働を開始する見込みです。