SCZone（スエズ運河経済特区）は、中国のBefarグループのためにスクナ（エジプト）のTEDA地域にグリーンマリン化学プロジェクトを設立するための枠組み協定を締結しました。SCZoneの声明で、このプロジェクトには総額2億5,000万ドルの投資が行われると、発表されています。SCZoneの会長であるWalid Gamal El-Din氏は、SCZoneとのパートナーシップによる中国の投資が、この地域の総投資額の40％を占めていることを述べました。
グリーンマリン化学プロジェクトは3つのフェーズから成り立っています。
第1フェーズでは、30万平方メートルの面積をカバーし、年間2億3,000万ドルの収益を見込んでいます。このプロジェクトは795人の雇用機会を創出し、10万トンの苛性ソーダ、5万トンの塩酸、4万トンの繊維産業用化学品、そして1万トンの臭素鉱石を生産することを目指しています。
第2フェーズでは、塩素、ポリエーテル、ポリウレタン製品に焦点を当て、生産能力の拡大を図ります。この拡大により、自動車や建材などの産業に対する国内需要に応えることを目指しています。さらに、このフェーズでは、高品質のガラス製造やその他の関連ニーズに必要な炭酸ナトリウム製品の開発にも貢献します。
第3フェーズでは、地元のC2-C5資源を活用し、新しい化学製品を生産するための先端技術の開発に取り組みます。
