Ingevity Corporation(NYSE: NGVT)は、2024年第2四半期の財務結果を発表しました。
第2四半期の純売上高は3億9,060万ドルで、主に工業用特殊製品ラインの市場への露出を減らすなど、パフォーマンス・ケミカルズ部門の再編により、前年同期比で19%減少しました。この減少は、パフォーマンス・マテリアルズ部門における価格改善や自動車用カーボンの強い需要により部分的に相殺されました。
純損失は2億8,370万ドル、希薄化後1株あたりの損失は7.81ドルであり、主にパフォーマンス・ケミカルズ部門における3億4,910万ドルの非現金減損費用が原因です。この減損費用は、同部門の現状の業績や、工業用特殊製品ラインにおける近い将来の回復が見込まれないことから、予想されるキャッシュフローの再評価によるものです。その結果、ボリュームや収益性の予想が引き下げられました。金利、税金、減価償却前利益(調整後EBITDA)は1億1,030万ドルで、前年同期比16%減少し、調整後EBITDAマージンは25.9%でした。
先端ポリマー技術(APT)部門の売上高は4,790万ドルで、ボリュームの増加が価格の低下によって相殺され、10%減少しました。部門EBITDAは980万ドルで、主にアジアにおける価格低下の影響で16%減少しましたが、原材料費の低下により部分的に相殺されました。部門EBITDAマージンは20.5%でした。