三井化学の関連会社であるKumho Mitsui Chemicals Inc.が、9月下旬にメチレンジフェニルジイソシアネート（MDI）の新たに設立された生産設備の稼働を成功裏に開始したことを、三井化学は発表しました。MDIはポリウレタンの製造において重要な原料であり、自動車部品、寝具や家具、住宅および商業ビルの断熱材、弾性繊維、各種接着剤など、さまざまな業界で重要な役割を果たしています。
MDIの世界需要は年間6%のペースで成長すると予測されています。この成長は、気候変動対策の一環として住宅の断熱性を強化する国際的な政策措置や、各地域での経済成長に支えられています。この高まる需要に効果的に対応するため、Kumho Mitsui Chemicalsは生産能力を戦略的に拡大しています。
