CANNON、JEC 2025で強化された複合材用機械ポートフォリオを披露

 CANNONは、Polytec EMC Engineeringの買収を経て、複合材料業界向けの機械ポートフォリオを、「JEC World 2025」にて発表しました。

今回の拡充により、CANNONは大量生産から中・小規模生産まで、幅広い複合材メーカーのニーズに対応可能となりました。Polytec EMCの技術統合によって、グローバルなサービス体制、革新的ソリューション、そして多様な複合材料製造プロセスに対応した機器の総合提供が可能になります。

新たに統合された主な製品ライン:

CANNON Polytec DG 103 / DG 108

  • フィラメントワインディング用計量装置:圧力容器、チューブ状部品、製紙業界向けローラーなどに使用される複合構造物のマトリックス計量・含浸を高精度に実現。
  • プルトルージョン向け混合・計量システム:各種熱硬化性樹脂を用いた高強度複合材プロファイルの製造を支援。用途は構造用フレーム、風力ブレードの補強材、自動車部品など。
  • L-RTMおよびV-RTM用インフュージョンマシン:低〜中量生産の大規模かつ構造的に複雑なコンポーネントに最適。

DG 200シリーズ

  • カプロラクタム用計量・混合機:高温下でも高精度な重合プロセスを可能にし、回転成形(ロトキャスティング)等の高要求アプリケーションに対応。

既存ラインとのシナジー


これらの新技術は、CANNONがすでに提供している高トン数プレス、金型、自動化システム、成形材料供給機(ポリウレタン、エポキシ、pDCPD用)との組み合わせで、より包括的なソリューションを提供します。主な製品群には以下が含まれます:

  • DXI:真空樹脂含浸成形用
  • E-System:HP-RTMおよびWCMプロセス用
  • A-Compact HT:RIMコーティングおよびHP-RTM部品成形用

今回の製品群は、CANNONのグローバルなプレゼンスと緻密なサービスネットワークを背景に、複合材製造業界へ高品質かつフレキシブルなソリューションを提供します。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/54435

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