Lubrizol、インドでの取り組みを強化 現地技術・イノベーションセンターを設立

Lubrizolは、インドにおけるイノベーションを加速させるため、マハラシュトラ州に最先端の技術・イノベーションセンターを開設すると発表しました。この施設は同社にとって世界で初の試みであり、画期的なイノベーションの推進、協業の拡大、市場投入までのスピード向上を目的として設計されています。これはLubrizolおよび同社が地域・世界の両市場で提供する多様な顧客・産業にとっての進展となるでしょう。

マハラシュトラ州に設立される新たな最先端施設は、地域密着型およびグローバル対応型の両方のニーズに応えるべく、Lubrizolおよび顧客に対してイノベーション、研究開発、アプリケーション開発を強化します。 この施設は、同社の既存のインド拠点の成功を基盤とし、研究所と技術機能を同一拠点に集約することで開発を加速させます。 この施設は、過去2年間で3億5,000万ドルに及ぶ現地製造と地域投資に対する同社の取り組みを反映しています。

このセンターは、Lubrizol内での協業を推進し、実験室機能を集約し、既存の地域内テクノロジー・センター・オブ・エクセレンス(COE)の成功をさらに拡大します。施設内にはカスタマー・エクスペリエンス・センターも設けられ、Lubrizolが顧客やパートナーと共同でソリューションを開発できるようになります。また、高度な分析機能を備え、研究ニーズをサポートします。自動化およびデジタルツールを活用することで、意思決定科学を用いた次世代ソリューションの加速が可能となります。

Lubrizolの現地での研究開発とイノベーションへの取り組みは、同社のインドにおける長年の実績の一部です。たとえば25年前にインド市場にCPVCパイプを導入し、地域の多くの人々に清潔な飲料水を提供可能にしてきました。現在、同地域はCPVC技術の世界的リーダーとなっています。また、インドのバ―ソープCOE(センター・オブ・エクセレンス)は、石鹸の構造的完全性と持続可能性を改善し、石鹸の長寿命化と廃棄物削減に貢献、世界的ブランドからの評価も受けています。さらに、輸送分野における新たな規制とトレンドに対応するため、次世代添加剤ソリューションに特化した現地の開発者も活躍してます。

今回の技術・イノベーションセンターの発表は、過去18カ月間にわたるLubrizolの複数の投資発表に続くものであり、インドに対して3億5,000万ドル超の投資を行ってきました。これには、同地域の輸送および産業市場の成長を支えるために、同社で世界第2位の規模となる製造施設の建設計画や、世界最大のCPVC樹脂プラント建設に向けた提携も含まれます。また昨年にはプネーにグローバル・ケイパビリティ・センターを開設し、グジャラート州ダヘジ製造拠点の能力を倍増させ、その他複数のプロジェクトも発表している。今回の新センターによって、Lubrizolのインドにおけるネットワークはさらに拡大される見込みとなります。

※ 単一拠点としてのCPVC樹脂の生産能力に基づく世界最大規模

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/55044

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