H&S AnlagentechnikとIkano Industry、メキシコで2つ目のPUリサイクル工場を稼働

 ドイツのエンジニアリング企業H&S Anlagentechnikとグローバル家具サプライヤーのIkano Industryは、ラテンアメリカにおける循環型製造と持続可能な資源管理への大きな一歩として、メキシコにおける2つ目の共同ポリウレタン(PU)リサイクル施設を稼働開始しました。

この2つ目の工場の開設は、循環型経済技術の推進において国際協力と長期的な産業パートナーシップが果たす重要な役割を強調するものです。H&SとIkano Industryは、現地でのリサイクル能力を確立することで環境負荷を低減し、地域のバリューチェーンを支援し、グローバルなPU分野における新たな持続可能性の基準を打ち立てることを目指しています。

新たに稼働した工場はラモスアリスペに位置し、Ikano Industryのメキシコ法人によって運営されています。この工場は産業用PUフォーム廃棄物を高品質なリサイクルポリオールに再生することを目的として設計されており、回収されたポリオールはマットレス用フォーム生産において最大50%までバージンポリオールの代替が可能です。さらに、ソファなどの家具用においては、より高い代替率を実現できます。

このプロジェクトは、両社がヨーロッパで実施してきた持続可能な取り組みの実績に基づいています。注目すべき例としては、2022年から2024年の間にフランスで稼働したRENUVA™リサイクル工場や、オランダで始動したRetour Matras施設があり、いずれも使用済みマットレスをリサイクルし、PUの循環利用基盤を拡大するものです。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/57549

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