Carlyle、BASFのコーティング事業を70億ユーロで買収する最有力候補に浮上

2025年10月6日のReutersの報道によると、プライベート・エクイティ(PE)会社のCarlyle Group LLCが、BASF SEのコーティング事業を買収する最有力候補として浮上しました。BASFのコーティング部門は主に自動車用コーティングを製造しており、昨年の売上高は約38億ユーロでした。

これに先立ち、5月30日のBloombergの報道では、CarlyleとSherwin-Williams Co.がBASFのコーティング部門に対する共同入札を検討していることが示されていました。他の2つのPE会社—CVC Capital Partners PLCとLone Star Funds LLC—も初期の関心を示していました。

しかし、Financial Timesによると、Carlyleはオークションで他の入札者を上回り、BASFのコーティング事業の評価額を約70億ユーロにまで引き上げました。

2025年2月、BASFはブラジルでの装飾用塗料事業をSherwin-Williamsに11.5億ドルで売却し、3月には残りのコーティング事業を単一の事業体として売却する計画を発表しました。

Carlyleは過去に、2013年にDuPontのパフォーマンスコーティング部門を49億ドルで買収し、後にAxalta Coating Systemsに社名変更しました。Carlyleは2014年にAxaltaを上場させ、9.75億ドルを調達し、株式の約25%を売却しました。同社は2016年にAxaltaから完全に撤退し、残りの株式を1株あたり29ドルで売却しました。10月6日午後2時時点で、Axaltaは1株あたり28.36ドルで取引されていました。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/59238

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