Covestro社は、化石由来の製品と同等の高品質で、CO2排出量を大幅に削減する再生可能なトルエンジイソシアネート(TDI)を提供する。
TDIは軟質ポリウレタンフォームの重要な原料であり、マットレスや布張りの家具だけでなく、車のシートや靴にも高い快適性を提供する。
Covestro社は昨年末、中国に拠点を置くポリウレタン快適製品の世界的な製造・販売会社であるSinomax Groupと、初の商業供給契約を締結した
顧客は技術的な修正を必要とせずに、既存の生産工程に迅速かつ容易に導入することが可能で、再生可能な原材料を大量に使用することで、サプライチェーンにおける間接的な排出量を大幅に削減し、カーボンフットプリントを低減した製品を提供することが可能となる。
Covestro社は2035年までに、所有または管理する排出源からの直接排出を対象とするスコープ1と、報告企業が消費する購入電力、蒸気、暖房、冷房の発電に伴う間接的な排出を対象スコープ2二酸化炭素の排出量をゼロにするという目標を掲げ、今回の再生可能TDIの提供はこのマイルストーンの開始点になると考えている。