エボニック社 第1四半期、販売価格上昇で25%増益

エボニック社は特殊化学品の世界的リーダーの1つで、世界100カ国以上に展開しており、2021年の売上高は150億ユーロ、営業利益(調整後EBITDA)は23億8,000万ユーロでした。

同社の第1四半期(Q1)の収益は、全部門において、不安定なサプライチェーン対策と、徹底した在庫管理により、販売価格をうまく調整することができたため、前年同期比25%増の6億5200万ユーロとなりました。

部門別の動向は以下の通りになります。
・パフォーマンスマテリアルズ部門は、C4製品の需要増と販売プロセスの改善により、成長を遂げました。
・栄養部門とケア部門は、動物栄養用の必須アミノ酸が需要増と販売価格上昇の恩恵を受け、成長を遂げました。

エボニック社は、マール拠点におけるイソブテン誘導体(C4製品の原料である、第三級ブタノール(TBA)、ジイソブテン(DiB)、3,5,5-トリメチルヘキサナール(TMH)を生産)の生産能力を増強するために、数十万ユーロの金額を投資しました。拡張工事は最近完了し、これにより、イソブテン誘導体の生産能力は50%以上増加し、顧客に対する供給の安定性、柔軟性、製品品質が改善されます。

https://www.pudaily.com/News/NewsView.aspx?nid=106717

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