DOW、物流や需要で世界のPE生産量を15%削減へ

DOWは世界のポリエチレン(PE)生産量を15%削減すると発表しました。8月24日付の書簡によると、稼働率の低下の背景として、米国メキシコ湾岸の港湾・鉄道の混雑や欧州の状況など、世界的な物流制約が続くことを挙げています。

 ポリエチレンの価格はここ数カ月、米国でも世界でも急落しており、建築や自動車産業で使用される耐久性の高いプラスチックの原料となるポリ塩化ビニル(PVC)やポリプロピレン(PP)の価格も同様に急落しています。

米国の輸出用高密度ポリエチレン(HDPE)価格は5月下旬以降33.3%下落の1,036ドル/トン FASヒューストン、欧州価格は同期間に23.4%下落の1,373ドル/トン FOB NWEとなりました。CFRトルコ価格は20%下落の1,130ドル/トン、CFR極東アジア価格は10%下落の950ドル/トン、CFR東南アジア価格は16%下落の1,000ドル/トンと、Plattsのデータでは下落が続いています。世界の樹脂需要が軟化し、物流がすでに課題となっていることから、米国のポリマーメーカーはレートを引き下げると予想されてきました。

一方、アジアのポリマー輸出は、2022年初めのCOVID関連の操業停止後、国内需要が回復していないこともあるのですが、域外への運賃が過去最高値から反落したこともあり、活発化しています。米国の価格は競って後退していますが、内需が減速しただけに港湾の物流問題が流出を妨げています。

欧州の港湾でも詰まりが発生し、輸入が滞っています。この地域の需要は、景気後退への懸念と、ロシアによるウクライナ侵攻の進行によって悪化したエネルギーコストの記録的な高騰による減退です。

欧州市場の動きと、渋滞している米国と欧州の物流が正常化するまでにどれくらいかかるかによって決まると見られています。

https://www.pudaily.com/News/NewsView.aspx?nid=111732

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