PPGは、2022年第3四半期の調整後希薄化後1株当たり利益が、7月に発表した会社予想の下限である1.75~2.00ドルを5~7%下回る見込みであると発表しました。
当四半期の売上高は、期初の見通しと比べ、欧州における需要の更なる低下の影響を受けました。また、中国ではパンデミックにともなう規制により、前四半期までの需要回復が想定を下回 りました。
販売数量の減少は9月に最も顕著であったため、販売価格の上昇及び製造効率の低下による収益への影響は、前回見通しよりも小さくなりました。
第4四半期に入っても、需要の低迷は続くとみられ、また為替による不利な影響がより大きくなることも予想され ます。原材料費の高騰は歴史的な水準で推移していますが、一部の地域では緩やかになり始めています。
販売価格は前年同期比で10%~12%上昇し、2年間累計では18%~20%上昇すると見込まれています。第4四半期のセグメント利益は、前年同期比でマージン回復の勢いが加速するため、20%近い伸びを見込んでいます。
PPG の 2021 年第 4 四半期の一株当たり利益は報告値で 1.12 ドル、調整値は1.26 ドルとなりました。両方とも、2022年第4四半期に個別項目に関連する低税率による0.20ドルの利益を含んでいます。
同社は、米国の株式市場終了後の、第4四半期の予想に関する詳細情報を提供します。同社はこれまで、第3四半期の希薄化後1株当たり利益を1.60~1.85ドル、調整後1株当たり利益を1.75~2.00ドルと予想しています。