グループ全体で取り組んでいるポートフォリオの最適化の一環として、Covestroは今後、エンジニアリングプラスチックスの事業体をそのコアビジネスに集中させる予定です。その結果、Maezio®製品ラインと、Markt Bibart事業所での関連生産は、今年中に廃止される予定となりました。Maezio®事業の開発および生産技術への大規模な投資と、その結果達成された技術的進歩にもかかわらず、最終的に本業とのシナジー効果を発揮できたのはわずかな時期だけでした。
Covestroは、2015年にTCG Thermoplast Composite GmbHを買収し、連続繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の分野での活動を開始しました。Maezio®製品ラインを約8年ぶりに廃止するという戦略的決定を受け、CovestroはMarkt Bibartの敷地の買い手を集中的に探しました。この試みは最終的に成功しなかったため、Covestroは今年後半に同拠点を閉鎖することを決定しました。
事業所の閉鎖について、すべての従業員に対して可能な限り最高のサポートを提供することに重点を置き、現地の従業員代表と緊密に協力し、影響を受けるすべての人々のための公正な解決策を見つけ、閉鎖プロセスが社会的責任を果たすようにするとコメントしています。
Covestroは、Maezio®製品を廃止することで、エンジニアリングプラスチックスの中核事業への集中をより鮮明にしています。自動車、エレクトロニクス、ヘルスケア部門などの主要顧客は、これらの高品質なポリカーボネートをさまざまな製品に使用し、さらに加工しています。
