ポリウレタン添加剤の市場およびイノベーションリーダーであるEvonikは、DABCO® PM 301のリリースにより、スプレーポリウレタンフォーム（SPF）業界向けの高性能製品のラインアップを強化しました。世界的な化学会社であるChemoursの最新のOpteon™ 1100およびOpteon™ 1150発泡剤と組み合わせて使用することで、熱性能を向上させ、SPFシステムの効率を高まります。EvonikとChemoursは、第4世代発泡剤技術の採用を成功させるため、SPF業界を引き続きサポートします。
SPFは、その低い熱伝導率と熱漏れを防ぐ能力により、建物のエネルギー節約を促進する最も効率的な最新の断熱材の1つであり、新製品の組み合わせによりさらに進化させることができます。さらに、従来のハイドロフルオロカーボン（HFC）系発泡剤と比較して、ケムール社のOpteon™ハイドロフルオロオレフィン（HFO）系発泡剤は、地球温暖化係数（GWP）を大幅に低減し、SPFのライフサイクル終了後の貢献度を最適化しています。例えば、Opteon™ 1150は、世界気象機関（WMO）の、2018 Scientific Assessment of Ozone Depletion Research and Monitoring Project*によると、超低GWPの16であり、これは従来のHFC発泡剤の100倍であるとされています。
DABCO® PM 301は不燃性で、フォームの物理的特性を維持しながら、発泡剤の必要使用量の低減を実現します。DABCO® PM 301をOpteon™ 1100およびOpteon™ 1150発泡剤と併用することで、以下のようなメリットがあります。
- 発泡剤を可溶化し、樹脂の蒸気圧を抑制する
- ポリオールの粘度を下げる
- スプレーの歩留まりを向上させる
- フォームの熱性能を向上させる
- スプレー時に微細で均一な粒子を作り出す
