エネルギー企業のAramcoとTotalEnergiesは、化学メーカーのSABIC（サウジアラビア基礎産業公社）と共同で、プラスチック廃棄物由来の油を循環型ポリマーに変換することに成功しました。
フランスのTotalEnergiesとSABICは、非営利団体Alliance to End Plastic Waste（プラスチック廃棄物撲滅同盟）の創設メンバーであり、同団体は、現代の廃棄物管理に関する問題に対処するために、知識、資源、専門知識を結集することを目指しています。AramcoとTotalEnergiesの合弁会社であるサウジアラビアのジュバイルを拠点とするSATORP製油所は、プラスチック廃棄物由来の油（PDO）としても知られるプラスチック熱分解油を処理します。PDOはその後、SABICの関連会社であるPetrokemyaが環境団体ISCC+認証のサーキュラー・ポリマーを製造するための原料として使用されることになりました。この方法は、機械的なリサイクルが困難な分別されていないポリマーの使用を可能にすることで、使用済みプラスチックの問題を解決するのに役立ちます。
このプロジェクトは、石油化学のバリューチェーン全体で協力し、サーキュラー・プラスチックの上流と下流の課題を克服することを示しています。
