特殊化学品企業Clariantは2023年7月27日、中国触媒学会(NCC)業績賞2023の受賞者を発表しました。
受賞者は、Prof. Dr. Xinhe Baoです。彼は中国科学技術大学の学長であり、中国科学院大連化学物理研究所の教授です。クリーンで効率的なエネルギー変換において豊富な経験を持つ、触媒の専門家として高く評価されています。主な業績に合成ガスを付加価値の高い軽オレフィンに直接変換することができ、その結果、水とエネルギーの消費量を大幅に削減できる、ナノ閉じ込め触媒の発見があります。
中国触媒学会(Catalysis Society of China)が主催し、Clariantが後援するNCC業績賞は、中国における触媒研究の優れた業績を称えるものです。この賞は、7月22日に中国の昆明で開催された会議の開会式で、Clariant社の触媒R&D中国責任者であるWeixing Gu氏からProf. Dr. Xinhe Baoに授与されました。
NCCは、1981年以来隔年で開催されている中国最大の触媒会議です。今年は7月21日から25日まで中国の昆明で開催され、3000人以上が参加しました。第21回NCCのテーマは、カーボンエミッションピークとカーボンニュートラルのための触媒科学技術です。このフォーラムでは、基調講演、パネルディスカッションのほか、触媒材料、新反応、特性評価技術、工業プロセスの最新開発に関する展示が行われました。
Clariantは2021年、2023年、2025年の中国触媒学会のスポンサーとなっています。Clariantはまた、中国の主要大学との複数の研究提携や、上海のワン・Clariant・キャンパスに新たに開設した研究開発センターを通じて、中国における触媒の開発を支援しています。2,500平方メートルの最新鋭センターでは、中国のカーボンニュートラルに向けた野心的な計画をサポートするため、持続可能なイノベーションに焦点を当てた研究を行っています。
Clariantは、サステイナブル・テクノロジーの分野に積極的に取り組んでおり、ガス精製、持続可能な化学・燃料生産、カーボンニュートラルなエネルギーへの移行など、さまざまな用途の新しいバリューチェーンを可能にする触媒ソリューションに継続的に投資しています。同社は、化学・エネルギー分野の脱炭素化を支援するテーラーメイドのソリューションを提供するため、主要なプロセスパートナーと協力してます。