東ソーは、ベトナムに現地法人を設立し、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDI)の中間原料である粗MDIの蒸留分離設備(以下、スプリッター)を建設することを決定しました。この設備は、今後需要拡大が見込まれる東南アジアでの販売体制強化を目的としたもので、2026年10月の商業運転開始を予定しています。
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MDIはポリウレタンの代表的な原料で、スポーツシューズやフィットネスウエアなどに使用される弾性繊維、木質ボード、断熱材などに幅広く使用されています。近年、東南アジア、特にベトナムにおけるMDIの需要は急成長を続けています。
ベトナムにスプリッターを設置し、MDIを生産することで、タイムリーな供給が可能となり、現地の旺盛な需要を取り込み拡販が見込まれます。
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