ADNOCは、中国のENN Natural Gasの子会社であるENN LNG (シンガポール) とLNG供給
契約を締結しました。この15年間の合意覚書に基づき、ADNOCはENN LNG (シンガポール) に年間最低100万トンのLNGを供給します。ただし、このLNG供給契約は、プロジェクトの最終投資決定 (FID) を含む規制当局の承認など、いくつかの条件が揃うことが前提となります。
このLNGは主に、アブダビ首長国ルワイス産業都市にある ADNOC の低炭素ルワイスLNGプロジェクトから供給されます。ADNOCは2028年からのLNG供給開始を計画しています。現在開発中のルワイスLNGプロジェクトは、中東・北アフリカ地域で再生可能エネルギーを利用した初のLNG輸出施設となる予定です。
2045年ネットゼロ排出量目標を掲げる ADNOC を支援するこのプロジェクトは、合計生産能力960万トンの2つのLNG液化列車で構成されます。同プロジェクトは、世界的に増加する天然ガス需要を満たすために、ADNOCのLNG生産能力を倍増させることが期待されています。